評価とは何か ー 私たちは何を評価しているのか

評価は身近なのに説明しにくい

私たちは日常的に「評価」という言葉を使っています。

  • 評価された
  • 評価されなかった
  • 評価が高い
  • 評価制度がおかしい

仕事でも学校でも、
評価という言葉は当たり前のように使われています。

しかし、
「評価とは何ですか?」と聞かれると、
意外と答えるのが難しいものです。

評価とは何をしているのか

ここで一つ問いを置いてみます。

私たちは評価するとき、
何をしているのでしょうか。

例えば、

  • テストの点数を見る
  • 売上を見る
  • アンケートを見る
  • 人柄を見る

一見するとバラバラです。

しかし実は、
そこには共通する構造があります。

評価とは「価値を比較すること」

評価とは、
価値を比較し、判断すること
と言い換えることができます。

つまり、

  • 何かを見て
  • 基準と照らし合わせ
  • 良いか悪いかを判断する

という行為です。

評価とは、
単なる感想ではありません。
比較と判断のプロセスです。

対象

まず評価には対象が必要です。

例えば、

  • 商品
  • サービス
  • 行動
  • 成果

何かしら評価される対象があります。

対象が存在しなければ、
評価は成立しません。

基準

次に必要なのが基準です。

例えば、

  • 売上が高い
  • 品質が高い
  • 期限を守る
  • 顧客満足度が高い

などです。

ここで重要なのは、
基準が違えば評価も変わる
ということです。

品質重視の組織と、
スピード重視の組織では、
同じ行動でも評価が変わります。

観測

さらに評価には観測が必要です。

どれほど優れた成果でも、

  • 見えていない
  • 記録されていない
  • 共有されていない

場合には評価できません。

評価とは、
価値 × 基準 × 観測 によって成立しているとも言えます。

評価は客観的なのか

評価というと、
客観的なものだと思われがちです。

しかし実際には、
評価には必ず評価者が存在します。

つまり、

  • 誰が見るか
  • どんな基準で見るか

によって結果は変わります。

評価とは、
絶対的な真実ではなく、
ある前提のもとで行われる判断なのです。

評価を見る前に前提を見る

ここで視点を変えてみます。

多くの場合、
評価結果ばかりに意識が向きます。

しかし本当に見るべきなのは、

  • 誰が評価しているのか
  • 何を基準にしているのか
  • 何が観測されているのか

という前提です。

評価は構造でできている

評価は感覚的なものに見えます。

しかし分解すると、

  • 評価対象
  • 評価基準
  • 観測

という構造で成り立っています。

そして、
その構造が違えば結果も変わります。

さいごに

「評価された」「評価されない」
という結果だけを見るのではなく、

  • 何が評価対象なのか
  • どんな基準なのか
  • 誰が観測しているのか

を考えてみる。

すると評価は、
感情の問題ではなく、
構造の問題として見えてきます。

評価を理解するとは、
評価結果を見ることではなく、
その前にある前提を見ることなのかもしれません。

評価の仕組みは分かりました。

では、
その前提を理解している人とそうでない人では、
何が違うのでしょうか。

次回は、
「評価される人は何が違うのか?」
について考えてみたいと思います。


この記事を書いた人

村上 亮
中小企業診断士・ITコーディネータ

「問題を解く前に、前提を整える」をテーマに、
製造業・DX・意思決定に関する情報を発信しています。

VXtyleでは、そうした思考の整理を行っています。

VXtyleホームページ

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